こんにちは、アサヒです。
今ちまたを賑わせているPGA(プランスゴールドアービトラージ)に誘われ、参加するかどうか悩んでいました。
しかも誘ってきたのは数人いて、そのうちの一人は昔から信頼できる人だったので、そこまで言われると参加しないと損かも・・・なんて思っていました。
もう入金直前までいってましたね。
しかし、本当にギリギリのところで立ち止まりました。
現時点ではPGAが詐欺とは言い切れません。
ですが、今後長く続く保証もありません。
考えに考え抜いた結果、僕はPGAを見送ることにしました。
その理由を綴りたいと思います。
ポンジスキームの可能性が否めない
ポンジスキームとは、出資したお金を運用して高配当を出すと言いながら、実際には運用しておらず、新規参加者から募ったお金をそのまま既存参加者の配当に回し、あたかも運用益を得ているかのように錯覚させる詐欺の常套手段です。
最初こそ配当がきちんと入り出金もできますが、新規参加者が途絶えると配当が出せなくなるのでその案件は飛びます。
PGAは、出資したお金をアービトラージで運用し、そこで増えたお金を配当金にすると謳っていますが、仕組み上それは無理なのではないかと思っていて、新規出資者のお金を配当に回しているのではないかと思っています。
アービトラージで巨額のお金を動かせない
PGAは、ひとつの取引所の中で3種類の仮想通貨の両替を使った三角アービトラージで利益を出すとのことでした。
確かに、それ自体は可能かもしれません。
利益が出る組み合わせをAIで瞬時に計算させ高速で取引を行わせることも、技術的にはできると思います。
ただ、問題は、そこまでの流動性があるのか?という話です。
株をやってる人なら理解しやすいと思います。
大量の株を持っていて、それを売りたいと思い、売り注文を発注しても、買いたいと思っている人がいなければ売れません。
PGAは複利でガンガン運用額を増やせると言います。
加えて、新規出資者も増やし続けています。
それだけ巨大なお金を両替しようとすると、大きすぎて注文が通らないと思うのです。
両替したい人がいないからですね。
僕としては本当にアービトラージで利益を得ているのかが疑問でならず、この点がクリアされない限り参加することはないでしょう。
『いやいや、ちゃんと取引履歴も公開されてますから!』って声も聞こえてきそうですが、そんなのいくらでも偽造できます。
仮にアービトラージシステムが本物だとするなら、これからも続くはずなので、本物だと思えるようになって参加しても遅くはないでしょう。
出金させたくない魂胆が見え見え
PGAは元本ロックがなくいつでも引き出せる、だから安心、だからポンジじゃないと主張する人もいますが、出金できるからポンジじゃないという理屈は成り立ちません。
なぜなら、ポンジスキームは資金ショートするまでちゃんと出金に応じるからです。
最初の2〜3ヶ月、もって半年くらいでしょうか。それくらいならちゃんと出金できます。
新規出資者のお金を配当に回すという自転車操業で。
だからこそ、信用してしまう人が多いんですね。
僕も最初は、元本いつでも出金できるなら試しにやってみようかなと思いましたが、よくよく説明を見てみると、どうも出金させたくない腹の中が見え隠れしているように思えました。
元本によって収益率が変わる
PGAでは$30,000未満だと平均月利17.6%、$30,000以上だと平均月利20%となっており、多く資金を投入した方が利益率が高いです。
つまり、利益率で釣って多くのお金を集めたいということですよね。
複利が自動だと手数料を取られる
アービトラージで得た利益を元本に組み込むには、手動で作業する必要があります。
それが面倒で自動モードにする場合、利益から10%が手数料として取られます。
まずこの仕組みが意味不明です。
なぜわざわざ元本と利益が入るウォレットを分けているのでしょうか。
手数料と称して配当を減らせば、その分、出金額を減らせるからではないでしょうか。
出金までの日数が短いほど手数料を取られる
出金申請をして3営業日以内の着金を希望すると5%の手数料が取られます。
8営業日以内の着金を希望すると3%の手数料が取られます。
22営業日以内の着金を希望すると手数料はかかりません。
なぜこんなにも差があるのでしょう。
手数料のかからない22営業日を選ばせれば少しでも出金を遅らせることができ、その間に新規出資者を集められますからね。
受け取り上限がある
$1,000〜$4,999は最大出資額の3倍、$5,000〜$9,999は最大出資額の4倍、$10,000以上は最大出資額の5倍、$30,000以上は最大出資額の6倍までしか配当を受け取れません。
それ以上受け取るには増資が必要となります。
つまり、多くのお金を集めたいわけですね。
こういった不利な仕組みを出資者に納得させるプレゼンをしていると思うと、頭いいな〜と思いますね。
資金ロックの前兆を感じる
8月にANAコンチネンタルで大々的なイベントが開催されていました。
いかにもポンジスキームらしいパフォーマンスですね。
こうやって豪華なリアルの場にみんなを集めることで、信じ込ませようとするのです。
こういうイベントを開催する目的は、より多くの資金を集めるためです。
新キャンペーンを発表してみんなを熱狂させ、金を巻き上げるのです。
7月に180日の資金ロックプランが登場
通常の利益配分は、出資者に30%、プランスゴールドに70%という割合ですが、元本を180日間引き出さないプランを選択すると、出資者に35%、プランスゴールドに65%という割合になり、少し多くの利益を受け取ることできます。
いや、もうこれ出金させたくないオーラむんむんじゃないですか。
コモディティアービトラージの先行募集スタート
新たな市場としてコモディティにも参入すると発表されました。
もともとのロードマップでは来年の予定だったようですが、それが早まったみたいです。
コモディティアービトラージで月利45%とのこと。
高い月利でみんなを釣り始めました。
そして、先行で入金していれば利率がお得になると言って、運用スタートはまだ先なのに、資金だけ入金させようとしています。
入金してもそのお金はまだ何もできないわけですから、実質的な資金ロックです。
しかも、プランスゴールド全体の運用額には上限があるとのことで、その上限に達するまでに入金した人がキャンペーンの恩恵を受けられるとのこと。
我先にと大金を注ぎ込ませようとする、緊急性を使った煽りですね。
しかも、予定を早めて資金を集めているということは、もうすでに配当に回せる資金が手元に残ってないのかもしれません。
これはもう飛ぶ予感しかしません。
一気に資金を集めてトンズラする気ではないでしょうか。
早ければ10月にも出金できない可能性が・・・
出金したらコモディティアービトラージの権利消滅
トレーディングクレジットという制度が始まり、$5,000の新規入金でコモディティアービトラージの権利を得ることができるそうです。
しかし、新規入金分を出金すると、コモディティアービトラージの権利は消滅するとのこと。
うん、出金させたくないんですね。
日本で先行リリースの時点で怪しい
PGAは、まずは日本からスタートしたと言っていました。
おそらく今も日本だけで活動していると思います。
なぜ、海外の会社なのに日本での活動に力を入れているのか。
それは、日本人が一番騙されやすいからです。
仮想通貨が絡んだ詐欺案件はほぼ9割以上日本で行われます。
もうこれは詐欺師たちの間では常識になっているのです。
それくらい日本人は金融知識に疎いです。
偉そうに言ってますが僕も大した知識は持っていません。
だからこそ慎重になるべきなんです。
わからないものには投資しないというのが鉄則です。
日本で先行リリースの時点で僕はもう怪しすぎると思いました。
だいたいこんなすごいシステムがあるならアメリカとか中国とかが牛耳るんじゃないですかね。
大企業も買収に走るでしょう。
MLMを導入する理由がない
先ほども言ったようにアービトラージで巨額の資金を動かすことはできません。
ということは使える人は少数に絞った方がいい。
それなのに、なぜわざわざ紹介料やボーナスを用意してMLMを導入し、我々のような一般市民にこんな夢のようなシステムを公開しているのでしょうか。
MLM自体は素晴らしいビジネスモデルだと思うのですが、それは商品の中身がしっかりしている場合の話です。
中身がなければただの詐欺ですからね。
理論に矛盾してMLMを導入している時点で詐欺の香りがぷんぷんします。
PGAとジュビリーエースは酷似している
PGAの紹介資料を見ていると、ジュビリーエースから移籍したプログラマー?がいると書かれていました。
ジュビリーエースって何?と僕は知らなかったので調べてみると、あらびっくり。
ジュビリーエースもアービトラージを使った案件だったんですね。
1年以上続いていますが、元本ロックがあり、元本回収まで35ヶ月かかると。
なるほどこれはうまいこと考えましたね。
元本ロックすればその分を配当に回せるので、息が長くなります。
そして長く続くので信頼できそうと思う人が増え、新規参入者が増加し、その分をさらに配当に回せるという。
もしジュビリーエースで使われているアービトラージのシステムが本物なのであれば、PGAにその技術が流れたということになります。
そしてジュビリーエースよりも出金条件がいいということになります。
この先どうなるのでしょうか。
本物であればどちらも莫大な富。
偽物であればPGAの方が先に飛ぶでしょうから、自動的にジュビリーエースも限りなく偽物に近いと判断されます。
メディア掲載や提携は金積んでるだけ
ポンジスキームのよくある手口として、『有名メディアに掲載されました』、『大手企業と提携しました』というアピールです。
これは権威性を使ったマーケティング手法で、『なんかよくわからんけどすごいってことやな!』と消費者を盲信させるテクニックです。
メディア掲載なんて金を積めばいくらでもやってくれます。
広告なんですから。
あと、『PGAはセンチュリオンクラブと提携したから本物だ!』の意味が僕にはよくわかりません。
アメックスのセンチュリオンと勘違いしてるようですが、何も関係ないですよね?
ただ単にPGAが『センチュリオンクラブ』という名前のロイヤリティプログラムを発表しただけです。
提携したのではなく発表しただけです。
アービトラージの技術的なことがわからない人は、それっぽい権威性を振りかざすことしかできません。
ちなみに僕も技術的なことはよくわかってないですし、もしかしたらセンチュリオンクラブというものも社会的にすごいやつなのかもしれないです。
つまり、よくわからないので参加しないということです。
ロードマップはただの飾り
PGAには、いつまでにこれを実施する、というロードマップが用意されています。
これを見ると、ちゃんと計画を立てて長くやるつもりがあるんだな、少なくともこの辺までは続くんだな、という思いを抱かせます。
でも、ロードマップが用意されているのはいかにもポンジスキームって感じです。
これまで飛んだ案件も見事にロードマップを出して信用させようとしていましたからね。
常套手段です。
PGAで儲かっている人もいる
さて、ここまで僕はPGAがいかにも詐欺であるかのように語ってきましたが、今のところきちんと出金できているわけなので、詐欺とは言えません。
そして実際に、儲かっている人もいます。
特に、初期から参加している人や、PGAを紹介している人。
紹介者は紹介すればするほど紹介料がもらえますから、単に出資しているだけの人と比べて何倍もの利益を得ているでしょう。
元本もとっくに回収し、ガバガバ儲かって笑いが止まらないはずです。
だからこそ、紹介者もこれは本物だ!本当に金持ちになれるんだ!と疑わず、善意で勧誘するのです。
騙してやろうなんていう悪意は1ミリもなく、実際に増えてるんだから絶対やった方がいいって!と前のめりになります。
だからタチが悪い・・・
ポンジスキームとはいつだってそうなのです。
初期から参加している人は、元本も回収できているかもしれません。
であれば、元本を抜けば全く損していないので、このままPGAの行く末を見守ればいいと思います。
僕が誘われたのは8月の終わり頃だったので、今から参加するにはもう手遅れかなと感じたので見送りました。
正直こういう案件は初期から乗っかって賭けに出るギャンブルと同じだと思っています。
うまく乗っかれば儲けられます。
乗り遅れたらもうやらない方がいいです。
もしポンジスキームでなければ、後から参加すればいいんです。
ポンジスキームに騙された過去
なぜ僕がここまでPGAを怪しいと思っているかというと、恥ずかしながら、僕もポンジスキームに騙された経験があるからです。
知っている人もいるかもしれませんが、D9 Clubという案件です。
1口約24万円から出資でき、元本は返ってきませんが年利360%になるというものです。
出資金はブックメーカーで運用して増やすとされていましたが、実際には運用されておらず、完全なポンジスキームで集団訴訟にもなりました。
僕がD9 Clubに誘われたのは、信頼する友人起業家からでした。
『ブックメーカーだから高配当になる』、『創業10年以上の実在するブラジルの会社が運営していて信頼できる』、『実際に配当をもらえている』と熱弁してくれて、僕は中身をよくわかっていなかったのですが、『こいつが言うなら間違いないだろう』と安易な判断で24万円出資しました。
しかし、1度も配当を受け取ることなく飛びました。
友人は、D9 Clubに初期から参加していたため、配当を受け取る経験をしており、だからこそ本物だと勘違いしてしまったのです。
僕が参加したタイミングは遅すぎてダメでした。
で、そのときの雰囲気というか空気感というか、それがPGAとそっくりなんです。
1度騙されているからこそ次は慎重になります。
むしろ騙された経験があるからこそ、お金に対する考えも変わって成長できたなと思っています。
ちなみに勧誘してきた友人とは今でもめっちゃ仲良しです。
別に僕を騙そうとしたわけじゃないし、友人も結構損失を食らってましたからね。
投資は自己責任です。
仮に失敗したとしても、それは今後の大きな糧になります。
PGAが詐欺かどうかは今のところわかりません。
ただ、詐欺であっても大丈夫なように備えておくことが大事だと思います。
同じ利率ならより安全なものに
PGAで実際に配当を受け取っている方は、それが当たり前になって金銭感覚が麻痺するかもしれません。
僕もD9 Clubを知ったときは、完全にバグってました。
高配当を当たり前と思わず、小さなお金も大事に使っていきたいですね。
僕は今のところ仮想通貨の投資はしていませんが、FXを頑張っています。
自動売買EAでも上手に運用すればPGAと同様の月利20〜30%は出せますしね。
そう考えると、得体の知れないものに預けるより、自分で運用した方が安全性は高いと思います。
それに運用スキルがつきますしね。スキルは一生モノです。
だから僕は、PGAに入れようと思ったお金を、今使っているFX自動売買EAの追加資金に充てることにしました。
同じ利率なら将来性のある方に投資した方がいいに決まってます。
運用スキルを高めて成長していきたいですね。
投資先は自分の目でよく見て判断しましょう。
そういえば最近FX自動売買EAについてのお問い合わせが多いので、僕が使っているやつをご紹介しておきます。
⇒【無料モニター企画】月収9万円超えのFX自動売買システムのご案内