FX自動売買EAの含み損にドキドキするならルール作りと資金管理の徹底を!

こんにちは、アサヒです。

自動売買EAを使っていると、含み損を抱えることがあります。

特に、ナンピンマーチンEAの場合、フルでナンピンすると含み損も大きくなり、その金額にドキドキしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

僕も最初はめちゃくちゃビビってました。

『うわあ、このままいくとロスカットになってしまう・・・!』

『かといって今損切りしたらこれまでの利益が全部吹っ飛ぶ・・・!』

『どうかプラ転してくれますように・・・!』

寝る前に逆行していくのを見た日には気になって眠れもしません。

こんな状態では、日常生活にも影響が出てしまいますし、せっかくの『自動売買』なのに値動きに翻弄されていてはEAを使う意味がなくなってしまいます。

そこで、含み損を抱えてもドキドキしない方法をご紹介したいと思います。

マイナスは悪じゃない

自動売買でも裁量トレードでも、FXに限らず全ての投資・投機に言えることですが、マイナスは悪ではありません。

含み損が出たとしても、損切りしたとしても、強制ロスカットになったとしても、それは正しいことなのです。

『いやいや、マイナスになったら資金減っちゃうからダメじゃん!』と思われるかもしれませんが、確かに、その一瞬だけを切り取ってみれば、マイナスになっているかもしれません。

しかしFXで大事なのは、トータルでプラスにすることです。

相場の世界で100%勝ち続けることは不可能、だから損失が出る瞬間は必ず来ます。

その損失に備えて利益を確保しておくことが大事なんですね。

損失が出ても、それ以上の利益を確保していればトータルでプラスになります。

まずは損失に対する認識を変えていきましょう。

『損失が出ても全然OK!問題なし!』この姿勢が含み損に対するドキドキをなくします。

人はマイナスを許せない

FXの利益というのは『損失も加味した金額』であることを忘れてはいけません。

しかし多くの人は、マイナスになることが許せないんですよね。

だから大きな含み損を見たときにあたふたします。

もちろん僕もドキドキしまくりでした。

これはFXをやっていれば誰もが通る道です。

なぜなら人間の脳にはプロスペクト理論が働くからです。

プロスペクト理論とは、損失を回避したいという思いから合理的な選択ができなくなってしまうことです。

例えば、損切りした方がいいタイミングなのに遅らせて余計に損失が膨らんだり、利益を伸ばせるのに待てずにすぐ利確してしまったり、その結果コツコツドカンになって資金を全部吹っ飛ばしてしまいます。

こういう理論を知っていれば、自分を客観的に見ることができるので、『やばい!今プロスペクト理論にハマってるぞ!』と思って適切な判断をくだすことができます。

ドキドキをなくすならルール作りが必須

理屈や理論は聞けば納得できるのですが、いざ実践しようとするとこれが難しいんですよね。

それに、むやみにロスカットにあっていては利益も残りません。

そこで重要なのが、マイルールです。

  • 資金量
  • パラメータ
  • 稼働時間
  • 含み損が大きくなったときにどうするか

こういったものをあらかじめ決めておきます。

EAを使っていると、ドキドキするタイミングや、これはいけそうだと思うタイミングなどがわかってきて、自分がどこでストレスを抱えるか感覚がわかってきます。

なので、人それぞれルール内容が違ってきます。

利益を重視するよりもロスカットにあうことを避けたいと思う人は、早めに損切りしたり、パラメータを安全運用型にしたり、指標前に停止したりするでしょう。

逆に、ガンガン攻めたいという人は、利益重視型パラメータで取れるところをごっそり取り、ロスカットにあいそうになったら資金を追加して回避したり、リスクを取るでしょう。

どれだけの損失を許容できるかは人によって違うので、自分なりのルールを決めてみてください。

損切りはギリギリまで待った方がいいかも

マイナスは悪ではないというお話をしましたが、だからといってむやみやたらに損切りすればいいってものでもありません。

もし手動で損切りするのであれば、そこで切るべき根拠が必要です。

例えば、ナンピンしてポジションが増えると、含み損は当然大きくなりますが、そこで狼狽して損切りするのは非常にもったいないです。

そもそもナンピンする目的は、小さな戻しでも利確しやすくするためです。

なので、せっかく勝つためにナンピンしているのに、ただ怖いからという理由で損切りしてしまっては、その後の戻しで勝てたはずの利益をみすみす逃してしまうことになります。

しかもナンピン後の損切りなので、損失額も大きいでしょう。

これではナンピンマーチンEAのメリットを活かすことができません。

含み損が大きくなっても、待つことが大事なのです。

根拠なき損切りに注意

もし手動で損切りする場合は、自分なりの根拠を持つようにしましょう。

例えば、裁量トレードができる人なら、『今ショートを持ってるけど、ここでトレンド転換しそうだから切った方がいいな』と根拠を探せるかもしれません。

あるいは、『今の利益が10万円だから、含み損5万円以内で損切りしよう』などとルールを決めておくのもいいですね。

そういうルールや根拠があるのなら、手動で損切りしてもいいと思います。

僕はそれがわからないので、手動では損切りしないようにしています。

一番もったいないのは、『なんとなく怖いから損切りする』という根拠なき損切りです。

これでは、次に同じ場面が来たときに対処できないですし、また同じように怯えるだけです。

だからこそマイルールが必要なのです。

相場はコントロールすることができませんが、ルールや資金管理はコントロールできます。

『含み損が大きくなったら損切りする』というマイルールを決めたのであれば、どこで損切りするのか、損切りタイミングもルール化しておきましょう。

コントロールできないものに怯えるのは精神エネルギーをいたずらに消耗するだけですので、コントロールできるものだけに気を使うようにしましょう。

それでもドキドキするなら運用資金を見直そう

最初は含み損にドキドキするのも仕方ないことですが、徐々に慣れてきます。

ですが一向にドキドキが止まらない場合は、運用資金を見直した方がいいでしょう。

例えば、100万円で運用していて含み損が50万円を超えたとします。

『うわあ、ここで切ったら50万円も吹っ飛んでしまう・・・!』と感じるのであれば、それは運用資金が大きすぎます。

もし運用資金10万円なら含み損5万円なので『まだ5万円か、余裕だな』と思えるでしょう。

この『余裕だな』と思える金額で運用することが大事です。

含み損にドキドキするということは、その金額に価値を感じてしまっているということです。

100万円で運用するなら、『100万円吹っ飛んでもまた復活できるぜ』という余裕がなければなりません。

ナンピンマーチンEAは、入金した証拠金すべてを使ってトレードします。

例えば10万円入金したら、その10万円すべてを使ってトレードします。

なので、含み損が10万円以内ならいくらになってもいいのです。

最大ナンピンしても別にいいのです。

それを想定しての10万円なわけですからね。

そう考えれば、『含み損がやばい、どうしよう』と思うことはなくなります。

どうもしません。ただ自動売買に任せます。

それに、『どうしよう』と考えたところでどうにもできません。

それなら何も考えずルール通りにやった方が精神衛生上、良いと思います。

余裕を感じない資金で運用するのは、精神的な負担が大きいので、ストレスの少ない金額で運用するようにしましょう。

退場しない限り勝ち

『損切りしてしまった!』『マイナスになってしまった!』と残念に思うこともあるかもしれませんが、全く落ち込む必要はありません。

資金を全部吹っ飛ばして退場しない限り、その損失は正義です。必要経費です。

だからナイス損切りなのです。

膨らんでいくマイナスを見て、『頼むから戻ってくれ・・・!』と祈ったり、念じたりしたところで相場は変わりません。

相場に向かう自分自身の思考を変えていきましょう。

コントロールできないことに気を使わない、これが大切です。

基本的な資金管理方法についてはこちらの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
EAの資金管理〜ロスカットを味方にしてFXで勝ち続けよう〜

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